私の町は網走川一番上流の津別町です。河口の町は網走市、この網走川の上流と下流の町が手を組んで「だいちとうみの会」(網走川流域農業・漁業連携推進協議会)が5年前に作られました。加盟しているのは私の勤務先、津別町農業協同組合と網走漁業協同組合、西網走漁業協同組合の3組織です。「網走川流域の自然環境を守ろう」と云う事が共通した目的です。素晴らしい組織だと思います。今年はさらに流域の町も参加してもっと大きな組織になるようです。
これまで、農業者と漁業者はほとんど交流がありませんでした。お互いに理解を深めるためには交流が一番の近道で、毎年「植樹会」を始め、小学校で「農業・漁業の出前授業」や「網走湖見学会」や「網走川シンポジウム」「ワカサギ漁見学会」等開催してきています。
今回は西網走漁業協同組合が行っているワカサギ「氷下漁」を農業者が見学してきました。 毎年実施していますが、この時期天候不順で3年ぶりの開催となりました。
この日朝の気温はマイナス25度、網走湖の気温はマイナス20度くらいはありました。先日ワカサギ釣りをしたのはこの近くですが、山影で見る事が出来ません。
ワカサギ「氷下漁」を見学したのは初めてです。
1回目の網を上げているところでした。
スノーモービルの後ろの大きなソリの乗って1km先の漁場に到着。氷の厚さは50~60cm、漁は氷の下にロープを2本通して網を縛り引き上げる簡単な仕組み。穴から穴はまで100m位あり、網を引き上げると大量のワカサギが上がります。水の温度より外気が低いので網を上げると一斉に水蒸気が上がります。大漁です。
今年のワカサギは「小ぶり」だそうです。ワカサギはこのあと、つくだ煮に加工され店頭に並びます。
おみやげに頂いたワカサギ一人2kg、釣れば何日かかるかな・・ひとシーズンでもこんなに釣れません。食べきれないので近所に配り、残りはつくだ煮作りをします。
本日届いた「のどごしサーバー」早速ワカサギの天ぷらで一杯・・うまい。
